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戦略についてみんなが誤解していること

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「戦略」と聞くと、難しくて一部の人だけが考えていれば良いもの、と思っている人も多いはず。しかし、人生戦略は自分で立てなければ、周りに影響されっぱなしの人生になってしまいます。

『良い戦略、悪い戦略』

自分の人生をよりよいものにするためにも、家族、地域、社会に貢献するためにも戦略は必要です。そこで今回は、戦略とは何か、良い戦略とは何かについて考えたいと思います。

戦略と目標は別もの

目標を戦略と取り違える ― 悪い戦略の多くは、困難な問題を乗り越える道筋を示さずに、単に願望や希望的観測を語っている。

戦略とは目標ではなく、目標を達成するための道筋を示すものです。たとえば、「2013年に希望している会社に転職する」というのは目標であり、戦略ではありません。戦略とは「今の会社での実績に加えて、語学力、課外活動での経験をアピールすることで、即戦力として活躍できることを示す。」といった目標達成への方針です。

会社に勤めていると、「2013年度の売り上げは昨年比20%の増加、シェアは30%を目指す」といった目標を企業戦略として聞くことがありますが、これではどのように目標を達成するのかわかりません。個人においても同じです。「3月までにTOEICのスコアを700点以上にする」と目標を立てることはありますが、それをどのように実現するのか、という戦略をおろそかにしていることは多いと思います。

戦略とは、周りの環境を変える自発的な行為です。周りの影響に左右されずに、自分の強みで周囲を巻き込んでいく。このような強みを身につけることが、この不況を乗り越えるためには必要だと思うのです。

面倒な作業なしでは戦略は決まらない

悪い戦略がはびこるのは、分析や論理や選択を一切行わずに、言わば地に足の着いていない状態で戦略をこしらえ上げようとするからである。その背後には、面倒な作業はやらずに済ませたい、調査や分析などしなくても戦略は立てられるという安易な願望がある。

戦略をまじめに考えようとすると、企業であれ、個人であれ、自分の置かれている現状、強み、弱みなどを正しく分析すること、自分自身と真剣と向き合う必要があります。自分自身と向き合う作業はかなりの労力が必要です。なぜなら、人間だれしも自分のことを正当化したい欲求がありますし、自分のアイディアをなかなか捨てられないからです。

「客観的に自分を知る」。言葉で表すと簡単ですが、自分の強みや弱みと真剣に向き合う、出たアイディア以外にも良いアイディアがないか考えつくす、といった努力が必要になります。そのように苦労して出した戦略だからこそ、自分の血肉となり、周りを巻き込んでいく強みが生まれると思うのです。

良い戦略とは何か

良い戦略に自ずと備わっている卓越した価値の第一は、新たな強みを生み出すことである。他の組織はどこもそれを持っておらず、かつあなたが持っているとは予想していないだけに、その価値は圧倒的だ。

自分の強みと競争者の強みが同じであった場合、何も考えずに勝負をすると殴り合いのケンカになり、どちらか一方が倒れるまで傷つけあうことになります。今、多くのメーカーが、このような殴り合いのケンカをしており、誰かが倒れるまで持久戦をしている状態です。

子供のケンカも同じように、はじめは取っ組み合いのけんかをしています。しかし、ある程度ケンカをこなしていくと頭を働かせるようになります。たとえば、足が速い子供は叩いては逃げ、また叩いては逃げるといったように。このように、自分が得意な分野に相手を引き込んで勝負をする、ゲームのルールを変えてしまうほどの強みを発揮することが良い戦略です。

企業ではかなり複雑な環境で勝負をすることになるため、簡単には良い戦略は思い浮かばないでしょう。しかし、良い戦略が浮かばなければ落ちていくしかありません。シンプルで新たな強みを生み出す、良い戦略を誰もが必要としています。

良い戦略を生み出すには

要するに良い戦略とは、こうすればうまくいくはずだ、という仮説にほかならない。理論的裏づけはないが、知識と知恵に裏づけられた判断に基づいている。

新しい戦略を考えると、多くの人が裏づけを求めてきます。理論的な裏づけが全て揃うデータは、すでに他の誰かが試しているデータであるため、そこからイノベーションは生まれません。良い戦略を生み出すには理論的な裏づけは不十分であっても、こうすれば上手くいくという仮説を立てることです。

しかし、大企業になればなるほど、動かす金額も大きくなるため、裏づけデータのない仮説は採用されにくい。その結果、新しいイノベーションは、ベンチャー企業やAppleのような一部のカリスマ的指導者の元でしか生み出されないのです。そして、新しい仮説を立て、検証を繰り返している企業のみが成長、発展していくのです。

個人でも同じです。自分の頭で仮設を立てる、検証をする、ということを繰り返していくことでしか、良い戦略は生み出せません。人に言われたことのみをしていては、何もできない人材になってしまいます。日々、仮説・検証の繰り返しをするべきです。

最後に

目標を達成するためには、良い戦略が重要であることが再認識できました。日々の生活の中にも、ブログ運営にも、もちろん戦略が必要です。そして、ブログは仮説、検証を繰り返すツールとしても有効です。多くの仮説、検証を繰り返して経験をつみ、良い戦略が生み出せる努力をしていきたいですね。

◆参考にした本の紹介

『良い戦略、悪い戦略』
著者リチャード・P・ルメルト
価格2,100円
単行本410ページ
出版社日本経済新聞出版社
発売日2012/06/23

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