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【採用基準】地頭や英語力よりも必要な能力

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最近のマッキンゼー出身者の活躍には凄まじいものがあります。勝間和代さん、南場智子さん(ディー・エヌ・エー取締役)、大前研一さん(ビジネス・ブレークスルー代表取締役)・・・などなど、世界にインパクトを与えている多くの有名人がマッキンゼー出身者です。

これだけ活躍されている方がいると、「マッキンゼー」には何かあるのでは?と興味深々になるのですが、やはり人を変えるだけの何か、があるように思います。

『採用基準』

本書はマッキンゼー日本支社で17年間に渡り、採用を担当していた伊賀泰代さんが「これからの社会に求められる人材」をテーマに書いた本です。これから就職する人、転職しようと考えている人は、マッキンゼーの採用基準、知っておいて損はありませんよ。

マッキンゼーの採用基準は

  • 地頭がいいこと
  • 英語ができること
  • リーダーシップがあること
の三つです。以下、それぞれについて説明していきます。

地頭がいいこと

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日本人が最も重要視しているのは学歴です。私のように30歳を過ぎた年齢になっても、未だに出身校や学生時代の成績で仕事ができる、できないを判断している人は多くいます。

たとえば、新しく職場に異動してくる人がいた場合、「あの人、京大出身みたい」「そうなん?頭いいんやね。仕事できそう」というやり取りが自然に繰り広げられます。学歴信仰が高いことがわかりますよね。

ただし、マッキンゼーが求めているのは学歴よりも地頭。地頭よりも持続力です。

採用面接において重要なことは、思考スキルの高い人と低い人を見極めることではなく、「ものすごくよく考えてきた人と、あまり考えてきていない人」を見分けることです。

つまり、与えられた課題に対して、よくある回答を丸暗記する能力ではなく、自分の頭で考え、答えを導き出す能力が求められているのです。知識の詰め込みだけでは身につかない能力ですね。

英語ができること

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英語ができない私が言うのもなんですが、日本企業が求める英語力はマッキンゼーに比べれば低いものです。

日本企業でもTOEIC何点以上取得しないと就職や昇格ができないということを制度化している会社も増えてきましたが、まだまだ実用的に英語が話せるレベルにはいたっていません。単純に考えれば、英語を話す機会を増やしたほうが効果があるはずです。

ところが英語を公用語化しなかったり、昇格時のTOEIC基準が低かったりするのは、「英語が話せないことで困る人が増える」こと、「ビジネス上、英語が母国語ではない日本人が不利だ」といったよくわからない理由だったりします。

本当に英語の公用語化がビジネスとして不利であるならば、韓国メーカーのSAMSUNGは圧倒的に不利であるはずです。なにせ、SAMSUNGに勤める世界中の人たちは全員英語で会議をしており、入社時のTOEIC基準も900点と高い基準にあるからです。このように、英語については未だ地頭ほど重要視されていのが現状です。

ただし、今後はSMASUNGやマッキンゼーのように英語が話せて当たり前の時代がきます。「英語は不要だ」という人のほとんどが、英語が話せなかったり、英語を話す機会がない人だったりするので、英語不要論を素直に信じることには注意が必要です。

リーダーシップがあること

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英語よりも根深い問題としてあるのが、「リーダーシップがあること」です。日本では、権威ある人がリーダーシップをとるべきであり、他の人はその指示に従っていればよい、という考え方がいまだに残っています。

難しいのは、学生時代にはリーダーシップが大切、ということを学んだとしても、いざ会社に入ってみると、「お前の言っていることはわからん」「やり方が間違っている」などと徹底的にしごかれることです。このような激しい"しごき"の結果、多くの人が上司の顔色をみながら仕事をするようになり、特定のポジションを手に入れるまではリーダーシップを発揮しなくなります。

しかし、今の世の中が求めているのはリーダーシップがある人材です。

どんな場合でも、他者を巻き込んで現状を変えていこうと思えば、必ずリーダーシップが必要になります。世の中には、「どうすればいいのか、みんなわかっているが、誰も何もやろうとしないために、解決できないまま放置されている問題」が溢れています。

仕事とは「課題を解決することである」とよく言われています。そうであるならば、リーダーシップが不可欠なのですが、会社に入ればリーダーシップを発揮しづらい環境にある。このギャップに多くの社会人が泣かされているのだと思います。

だからこそ、リーダーシップを発揮できる人材が求められる。このような現状にみなが気づきはじめたので、「大企業に入ることが、イコール幸せではない」という論調が強まってきたようにも思います。

最後に

今回は、本書の題名を意識して「採用してもらうために必要な能力」を紹介しました。しかし、本書のすばらしさは「今すぐリーダーシップを身につけるために必要な習慣」をわかりやすく解説しているところにあります。気になる方はぜひ「採用基準」を読んでください。

参考にした本の紹介

『採用基準』
著者伊賀 泰代
価格1,575円
単行本248ページ
出版社ダイヤモンド社
発売日2012/11/09

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